【育毛・40代50代】プロが教える髪が元気になる5つの習慣!髪が増える方法とは

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40代、50代の皆さん、薄毛や抜け毛に悩んでいませんか?年齢を重ねるにつれて髪の毛のボリュームが減り、鏡を見るたびにため息をついてしまう方も多いでしょう。そんな悩みを抱える方へ、今回は髪のスペシャリストが伝授する「成功率95%の育毛メソッド」をご紹介します。髪の健康は生活習慣から。外側のケアだけでなく、内側からのアプローチも含めた、実践的で効果的な5つの習慣をしっかり解説します。

このメソッドは、ヘッドスパ専門店を運営し、5,000人以上の薄毛・抜け毛の悩みを解決してきた辻淳也さんの著書『髪が増える術 成功率95%のプロが教えるすごいメソッド』をベースにしています。辻さんの改善率95%という数字は、育毛業界でも驚異的な成果です。今回はその内容をわかりやすく、丁寧に解説していきます。

目次

はじめに:40代からの薄毛対策は生活習慣の見直しから

40代・50代になると、髪の悩みは誰にでも起こりうる現実です。男性はAGA(男性型脱毛症)、女性はFAGA(女性男性型脱毛症)という遺伝的要素もありますが、それだけが原因ではありません。加齢による毛穴の消失や、生活習慣の乱れ、頭皮環境の悪化など複合的な要因が絡み合っています。

辻さんは「薄毛は遺伝であっても、生活習慣の改善で防げる」と断言しています。つまり、日々の習慣を見直し、頭皮と身体の健康を整えることが、40代以降の育毛において最も重要なのです。

1. シャワーヘッドを塩素除去タイプに変える

まず最初に取り入れたい習慣が「塩素除去シャワーヘッドの使用」です。日本の水道水には殺菌目的で塩素が含まれていますが、この塩素が頭皮や髪に悪影響を及ぼしていることをご存知でしょうか?

塩素にはタンパク質を破壊する作用があり、毛根の細胞や育毛に不可欠な17型コラーゲンを傷つけ、頭皮環境を悪化させてしまいます。長期間塩素を含む水を浴び続けると、頭皮の老化を促進し、結果的に薄毛の原因になるのです。

特に肌が弱い方やアトピー性皮膚炎の方には深刻な影響があります。九州大学大学院皮膚科学分野の研究では、塩素除去シャワーヘッドを3週間使用したアトピー患者の症状が著しく改善されたことが報告されています。逆に、通常のシャワーヘッドを使い続けたグループでは症状の改善は見られませんでした。

このように、塩素は頭皮のバリア機能を低下させ、痒みや炎症を引き起こす原因にもなっています。価格も数千円程度で購入可能なので、塩素除去シャワーヘッドへの切り替えは育毛対策の第一歩として非常におすすめです。

塩素が頭皮に及ぼす影響まとめ

  • 毛根細胞や17型コラーゲンを破壊し、育毛環境を悪化させる
  • 頭皮の老化を促進し、薄毛のリスクを高める
  • 敏感肌・アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる
  • 肌の保湿能力を低下させ、乾燥やフケの原因になる

2. 髪と頭皮に優しいシャンプー選びが重要

次に見直したいのがシャンプーの成分です。実は、市販の安価なシャンプーには頭皮や髪に刺激の強い洗浄成分が多く含まれていることが多いのです。これが頭皮の乾燥や炎症を引き起こし、薄毛の原因になります。

辻さんが推奨するのは「アミノ酸系シャンプー」です。アミノ酸系は人の皮膚成分に近く、刺激が少なく頭皮や髪に優しいのが特徴です。具体的には以下の成分が良いとされています。

  • 〇〇カルボン酸系
  • 〇〇ココイル系
  • 〇〇タウリン系
  • ベタイン系(特に刺激が弱い)

逆に避けたほうが良い成分は、強力な洗浄成分である高級アルコール系の界面活性剤です。代表的なものは以下の通りです。

  • ラウリル硫酸〇〇
  • ラウレス硫酸〇〇
  • ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム
  • オレフィンスルホン酸ナトリウム(特に質の悪いノンシリコンシャンプーに含まれやすい)

これらは洗浄力が強すぎるため、頭皮の皮脂を過剰に奪い乾燥を招き、逆に皮脂分泌を促してしまうことがあります。結果として頭皮環境が悪化し、薄毛のリスクを高めるのです。

ノンシリコンシャンプーの罠にも注意

「ノンシリコンシャンプーは毛穴に詰まりにくくて良い」とよく言われますが、実は科学的根拠はありません。辻さんも指摘するように、ノンシリコンを強調した安価なシャンプーの中には、逆に刺激の強い洗浄成分を使っているものも多いのです。

そのため、成分表示をしっかり確認し、アミノ酸系で頭皮に優しいものを選ぶことが重要です。安さやブランドだけで選ばず、成分の質に注目しましょう。

3. 髪の乾かし方とドライヤーの使い方

髪の乾かし方も育毛には大切なポイントです。前回の解説では「ドライヤーを使って乾かすのが良い」という論文結果がありましたが、辻さんの見解は少し違います。

辻さんは「頭皮に直接ドライヤーの熱風を当てるのは良くない」と言っています。特にドライヤーの吹き出し口の温度は、頭皮から5センチ離した位置でも100度から110度に達することがあり、これは頭皮の細胞にダメージを与え、育毛環境を悪化させるリスクがあるからです。

では、どうすれば良いのか?辻さんのアドバイスは以下の通りです。

  1. 髪が長い人やボリュームが多い人は、7割程度までドライヤーで乾かす
  2. その際、頭皮には直接熱風を当てないようにする
  3. 完全に乾かさず、あとは自然乾燥で十分
  4. 温度調整が可能なドライヤーを使うか、風と頭皮の距離をとって使用する

育毛の観点からは、ドライヤーの風温は40度程度が理想的で、高温は避けるべきです。熱による頭皮の乾燥や細胞の損傷を防ぐことが大切です。

4. 肝臓・腎臓を労わり、人工甘味料・添加物を避ける

薄毛対策で意外と見落としがちなのが「内臓の健康」です。特に肝臓と腎臓の状態が髪の健康に大きく関わっています。

辻さんの解説によると、肝臓は髪の元となるタンパク質「血漿蛋白」を合成し、血液中に送り出す役割を持っています。肝臓の機能が低下すると血漿蛋白の生成が減り、結果的に髪に十分な栄養が届かず、髪が弱くなり抜けやすくなります。

また、腎臓は東洋医学でも「腎は髪の源」と言われるほど髪と深い関係があります。腎臓のホルモンバランスの乱れや尿毒素の蓄積は、白髪や抜け毛の増加に繋がります。実際、透析患者さんはホルモンバランスの乱れにより抜け毛の問題を抱えることが多いのです。

避けるべき食品:人工甘味料と食品添加物

肝臓や腎臓に負担をかける代表的なものが「人工甘味料」と「食品添加物」です。人工甘味料は腎臓や肝臓に負担をかけ、血流を悪化させることで薄毛や白髪のリスクを高めます。また腸内環境にも悪影響を与えるため、健康全般にも良くありません。

食品添加物は摂取するとビタミンやミネラルの消費を促し、栄養吸収を阻害します。さらに加工食品は栄養素が流出しやすいため、食べたつもりでも髪に必要な栄養が届かないことも少なくありません。

これらを避け、内臓に負担をかけない食生活を心がけることが、40代以降の育毛には欠かせません。

5. 微量ミネラルをしっかり摂取する

最後に、育毛に必要な栄養素の補給についてです。髪の健康に欠かせない栄養素としては、タンパク質、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分が有名ですが、辻さんはこれに加え、以下の微量ミネラルの摂取を強く推奨しています。

  • セレン:頭皮の過酸化脂質障害の緩和やフケの予防、抗酸化酵素の合成に必須
  • クロム:動脈硬化や高血圧の予防、頭皮の毛細血管を保護
  • ケイ素:コラーゲンの結びつきを強化し、頭皮を柔らかく保つ。コシのある髪を育てる

これらは海藻類、特にワカメやヒジキに多く含まれています。普段の食事で意識的に取り入れることで、育毛効果が期待できます。

微量ミネラルの育毛効果まとめ

栄養素 主な育毛効果 豊富な食品例
亜鉛 コラーゲン合成に必須。抜け毛や頭皮の乾燥予防。 牡蠣、肉類、ナッツ
セレン 頭皮の過酸化脂質障害の緩和。フケ予防。抗酸化酵素の合成。 海藻類、ブラジルナッツ
クロム 動脈硬化・高血圧予防。頭皮の毛細血管保護。 肉類、全粒穀物
ケイ素 コラーゲンの結びつきを強化。頭皮を柔らかくしコシのある髪を育てる。 ワカメ、ヒジキ

サプリメントに頼らず、できるだけ食事から摂取することが理想的です。バランスの良い食生活を心がけましょう。

薄毛対策まとめ:40代から始めるべき5つの習慣

  1. 塩素除去シャワーヘッドを使う
    頭皮のタンパク質を破壊する塩素を除去し、健やかな頭皮環境を保つ。
  2. アミノ酸系シャンプーを選ぶ
    刺激の強い高級アルコール系や質の悪いノンシリコンシャンプーは避け、頭皮に優しい成分を。
  3. ドライヤーは頭皮に直接当てず7割乾燥で自然乾燥を併用
    高温の熱風は頭皮にダメージを与えるため、温度調整や距離を保つ工夫を。
  4. 肝臓・腎臓に負担をかける人工甘味料や添加物を控える
    内臓の健康が髪の栄養供給に直結。加工食品を控え、自然の食材を選ぶ。
  5. ワカメ・ヒジキなど微量ミネラル豊富な食品を摂る
    亜鉛、セレン、クロム、ケイ素などの微量ミネラルをしっかり補給する。

この5つの習慣は、単なる育毛対策にとどまらず、健康的な身体作りにもつながります。頭皮の健康は全身の健康の鏡。若々しい髪を維持することは、肌や体全体の若返りにも役立つのです。

生活全体を見直して、40代からの髪の悩みを根本から改善しよう

薄毛や抜け毛の原因は個人差があり、遺伝的要素も無視できません。しかし、辻さんの「コップ理論」によると、薄毛のリスクは「毒素に対する耐性=コップの大きさ」に例えられます。つまり、誰もが毒素にさらされていますが、コップが大きい人は耐えられ、溢れなければ薄毛にならないという考え方です。

この理論からもわかるように、頭皮や体内の毒素を減らし、環境を整えることが薄毛改善の鍵です。今回紹介した5つの習慣はまさにこの「毒素を減らす」ための具体策といえます。

外側から育毛剤を塗るだけではなく、内側からのケアをしっかり行い、日々の生活習慣を整えることが、40代・50代で若々しい髪を保つ秘訣です。ぜひ今日から実践してみてください。

最後に

今回の内容が役に立った、薄毛対策の参考になったという方は、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。特に塩素除去シャワーヘッドの導入は手軽で効果が期待できるのでおすすめです。

髪はあなたの健康状態のバロメーターでもあります。髪を大切にすることは、自分自身の体を大切にすること。40代を迎えても、50代を超えても自信を持って過ごせるように、今日から育毛習慣を始めましょう。

皆さんが健康で若々しい髪を取り戻し、毎日を笑顔で過ごせることを心から願っています。

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